地鎮祭と神道(しんとう) [宗教モッテマスカ?]

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施工をお願いする工務店が決まった。

友伸建設さん:東京都杉並区西荻の工務店
・・・奇しくも音響専門部隊がある!⇒HP

数々の専門スタジオやリスニングルームの施工実績があり。

実はOちゃんは音響技術者。
意外なところでまたつながりがあったものだ。

また、音響をやっているところは、たいてい楽器演奏活動をやっている人がいる。
友伸さんにも、バンドマンがいるのではないか?とちょっと楽しみ。

(ちなみに、今年もOちゃんの「自己満足・俺が一番目立ってるライブ」は7月です。。。)


さて、いざ施工となれば!

まずは「地鎮祭」。

しかし、たいがいの人がそうであるように、
我々も今まで縁がないのでほとんど勝手がわからない。

(見たことあるといえば、三谷幸喜監督の「みんなの家」で香取慎吾さん演じるおどおど
した神主が奇声をあげていた、あのシーンのみである。あれはあれでどうなのか・・・。)

第一、地鎮祭といえば、神社がつかさどる宗教行事?のように思われる。

「宗教!?」と思ったとたんに、わたしは及び腰になってしまう。いつもの癖が、、、。

(実は基督教徒として育った生育暦があるため、頭ではわかっていても、
 無意識のうちにその他の宗教は全て邪教と脳にすりこまれている。)

戦後を生きる大多数の日本人は、おそらく仏教徒に属するような気はしていても、
思想教育的背景としては、固有の信教をもたないのではないだろうか?
だからわりとフランクに神社・仏閣・教会チャペルを受け入れられるのだろう。

わたしのように一定の時期に、特定の宗教の教えを取り入れてしまうと、
逆にちょっとした宗教的臭いのする生活行事にも過敏に反応してしまう。
現代日本人としては・・・不便なことである。仏式お葬式一つでビビっちゃうんだから。

ただ、日本以外の国で、たとえば留学生同士で話をしているときに、
日本人同士で話す感覚で「自分は無信教だ。」とか「愛国心なんてない!」いったりすると、
「!?!?」・・・相手はまるで触れてはいけないものに触れてしまったような
居心地の悪い反応をすることがある。

彼らにしてみれば「無信教」のヒト、というのはかなり異常な存在なのである。

私見だが、今日本で「宗教」というと、新興宗教・・・霊感商法・・・テロ行為・・・とか、
過激な「負の印象」もつきまとう。

けれど、本来宗教ってそういうものではなく、人がよりよく生きる・生活していくための指針
みたいなもので、まずは「人ありき」な思想なのだと思う。

だから、「無信教です!」と言ってしまうのは、
ワタシはそういう生活に基づいた固有の思想”を根底にもってません!
といっているようなもので、相手にしてみたら、
え・・・じゃ、一体どういう教育うけてきたの!?」とちょっと不気味にうつるわけである。

(彼らは、宗教>思想>教育という序列で個人が構成されているわけですね)

日本人が国際的に理解されにくい原因の一つだと、わたしは思っている。

そういうのを嫌がって、国外に長い某友人などは、外国人に聞かれた際には
「信教は『神道(しんとう)』。」と答えるようにしているという。(確かに一理ある)

そう、この「神道」こそが、神社-「地鎮祭」につながる日本古来の宗教・教えである。
ただ、外国(特に東アジア地域)でこの言葉を口にするときには、注意しなければならない。

戦争中の「国家神道」と現在の「神道」をごっちゃにしてアジアでは考えられている。
だからわたしたちが「神道」と言えば、=軍国主義国家・神風だと思われる可能性がある。

「国家神道」はあくまで、戦時中の話。
現在踏襲されている神道は、「古来の自然崇拝や精霊信仰などの、素朴な原始宗教
実践から発した日本民族の精神生活の基本概念」である。軍国主義などつゆほどもない。

そう、ここまで考えて、ようやくワタシのビビり根性も納得をする。

(そうだ、地鎮祭というのは、日本人として日本の土地に家を建てるための儀式なんだ)

ちなみに地鎮祭の詳細は、東京都神社庁のHPにのっている。

詳細は割愛するが、どうやら、今回の土地にまつわる氏神様は「神明神社」のようだ。
(mixiの三鷹仲間からの情報提供)

さて、ここまで調べたのだから、地鎮祭は真剣にやるぞ!!!
ツツイさん、Oちゃん、鍬入れは全力で「エイ!エイ!エイ!」ですよ!!!


その他、神道についての詳細は「神道国際学会」のホームページに詳しいので、

興味のある方は参照のほど⇒< span style="font-weight: bold;">神道国際学会ホームページ

コメント

  1. TKM より:

    無宗教、、、ここ北京に住んでいると、無宗教であることが当たり前ですね。欧米人からは「宗教は何?」と聞かれたことはあっても、中国人からは一切聞かれたことはありません。彼らもまったく意識をしていないからだと思います。それにしても、中国ではある程度宗教によって律する必要があるのではないかと感じます。「宗教>思想>教育」って世界中普遍の原理だと思うんですよね。それによって社会通念や道徳的規律が守られるわけで、おそらく日本では知らないうちにそうしたものが存在しているため、道徳心が養われていますが、、、ここ中国では宗教はほぼ否定されているに近く、思想もこの半世紀に人工的に作られたものの押し付けであって、とても道徳心が養われている方向に向かってないように感じます。宗教的な素養は現代中国において大きな助けになるのではないかとふと思いました。

  2. 高木良子 より:

    中国人の宗教観については、特に文革以降生まれの若い人に関しては「無神教」なんでしょうねぇ~。そういう国家教育ですものね~。しかし、文革を生き残った知識分子に関しては、最近の宗教事情はちょっと違うかも。「仏教」が毎年浸透してきているのを感じます。少し年配のお宅などにいくと、ポスターで菩薩像が飾られていたり。この先、中国の宗教はどうなるのかな。。。今のところ、彼らの仏教は圧政の対象になるような組織的なものではなく、心のうちに秘めたものらしいのですが。。。法輪功も宗教ではない!と言い切るにはビミョーですしね。。。

  3. 地鎮祭の費用

    通常、家を建てる場合は、地鎮祭を執り行う。私の場合は、ビルダーに全部お任せし、神主さんの手配からお神酒お供物まで用意してもらった。地鎮祭でのメインイベントは、クワとスキ入れで、こんもりした土の小山に手を入れる儀式である。最初が設計者で、次に施主という順…

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