成田での手荷物待ち。
ターンテーブルのあたりをウロウロ。
(←ちなみにこの写真、植物検疫OKのシール)
しかし、どう考えてもこのターンテーブルからでてきたら、
あの門テーブルのカーブ曲がれないだろう(笑)てことで、
係員に「どこからでてくるんですかね?」と問い合わせる。
すると、最終的にやはり、別のターンテーブルから。
「おおッ見事にカーブをまがっているぞっ!」
・・・それはいいんだが(笑)。
なんとか無事に成田に着いたのだ!!!!!
増田さんと筒井さんがテーブルからもちあげ、カートに載せてくださる。
北京であずけた時に、少しでも衝撃吸収用にと、無理無理しばりつけたタオルは、
どこかにすっ飛んでしまったようだったが、元の梱包は十分残っていた。
カートに乗った門は、なぜか北京で預けたときよりもずっと大きく見えた。
少し安心したせいかもしれない。
しかし安心してばかりもいられない。
日本での税関が待っている。
「免税の方に並びましょうか、とりあえず。」
と、緑レールの方へと進んだ。
(1600元=2万円少々なので、高額申告物にはあたらない)
すると、税関の担当ではない係員が、近寄ってきた。
係員:「・・・これの中身は木材ですか?」
私 :「門です~。」
係員:「一応植物検疫を受けてもらいましょうか。」
えええ。
検疫!?聞いてないがな~!
X線までは考えていたが、権益は想定外。
だって・・・この門が・・・植物!?
筒井先生が、
「コイツは、そこらの木材なんかより、よっぽど長い時間乾燥していますよ!?」
と反論してくれている。
(乾燥・・・そりゃそうだ。雨にも風にも耐えてきたとはいえ100年モノだ!)
それでも「念のため!念のためですから」と係員に促され、植物検疫の場所へ移動。
(あああ~万事休すなのか!?)
(もしこれで、変な虫とかでてきちゃったら、ここでストップなのか!?)
(あーもぉぉぉーーー虫くらいでてくるだろ~、それでいいじゃないか~。)
検疫所へ向かう間、さんざん妄想があたまを駆け巡る。
(もし虫がでてきたら、「こ、これはわたしの服に付いてきたものです!」と言い張る??
思考がぐるぐるなので、このとき考えたことは、みなワケがわからないことばっかり。)
検疫所につき、筒井さんが女性係員と話をする。
すると、女性係員
「これは検疫対象外ですね・・・。
でもまぁ、一応検疫済っていうシールはっときましょうね。」とのこと。
な、なんだ・・・よかったぁぁぁーーー。
こうして植物検疫の難関は杞憂におわり・・・いよいよ税関。
「なにか申告すべき高額なものはありませんか?」
「ありません。」
と、ここまではよかったのだが、
・・・やっぱり
「そこでX線検査、通していってもらえますか。」
はい・・・。
係員がやります、とのことで、「門」はカートごと運ばれていった。
・・・しかし、見守っていると、門が重たくて、うまくあつかえずにいる。
おもわず、我々もかけつけ、増田さんと筒井さんが手伝う。
結局X線にはなにも特別なものは映らず。
(Oちゃんは、「昔作った職人の手彫りの仏像でも埋め込まれていたら楽しいな♪なんて
いっていたが、冗談じゃなーーーい!無事コレ名馬、名「門」、ですよっ!!!)
そうして・・・ようやく・・・念願の・・・!!!
日本国内持込、成功~!!!
この後は、増田さんが成田まで乗ってきてくださった大きいバンに「門」はおさめられ、
自宅に帰宅後、筒井さんから
「門は今無事に、友伸建設の倉庫に安置されました!」とのメールをいただいた。
ん~~~!!!!!
これにて、4日間のチーム華門・北京門探しツアー珍道中!は終了ーーーーー。
あとは、竣工に向けて、ますます夢をふくらませるばかりっ!
(次回、今回の門ツアーでのスペシャルサンクスリンクを掲載します。)
チーム華門・北京珍道中[第4日目・後半] 成田での通関・検疫&帰国
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コメント
神出鬼没なzuozuomuです。いやーこれはすごいですよ!私も北京に想いをはせる人間として、この門を持ってこれる勇気と情熱がないです。高木さんに感服です。土地があれば胡同を作ってしまったかもしれませんね!
勇気と情熱というよりは、あの時は完全にノリと遊び心でしたね(笑)。でも、持ってきてよかったなーーー!とやっぱり思ってます。こういうのって、やっぱりプライスレスだもん!