だいぶ前に
「ホームセキュリティ検証:セコムVSアルソックブランディング戦略」
といった内容の記事を書いたけれど、この記事、けっこうアクセスが多く、
「実際どう?どう思う?」といったメールも、その後意外にいただくのである。
えーと、結論からいいますと・・・。
我が家では、見積もりまで両社取りましたが、導入はしませんでした。
その理由として大きかったのは、
・ほぼ常時わたしが自宅で仕事をしていることです。
家を建て始めた当初は、二人とも帰りの遅いサラリーマンだったので、
空き巣が心配だ、とホームセキュリティ導入を考えたわけですが、
その後わたしが、独立して家を仕事場とするようになり、打ち合わせなども
ほぼ自宅リビングで行うので、人がいないってことはあまりないんです。
そんなわけで、セコムとアルソックどちらのサービスが実際どうとかという
感想は述べられず、期待して質問をくださる方にはホント申し訳ないです…。
しかし、ここで改めてこの
「ホームセキュリティの有効性ってなんだろう?」と考えてみると、
やっぱりそれは
1.「犯罪抑止力」
2.「有事の際の対応」
大きくはこの2つに尽きるんじゃないかなぁ、と。
1.は、実際に支給される「ステッカーや警報機」などがそれに当たり、
2.は、イザ犯罪に遭ったときの「対応スピード」がまさにそれですよね。
ホームセキュリティを導入する場合は、「安心」を買うわけですが、
それと同時に「セキュリティ業者の信頼」も買うわけですよね。
そこで思うのが、やっぱり2.事後フォローの大切さと、
もうひとつ思い浮かぶのが…「防犯に対する教育」の必要性です。
防犯教育って従来「警察の仕事」でしたが、ホームセキュリティ会社も
もっと積極的にPRしてもよい部分ではないかというのが私見です。
たとえば、セコムIS研究所というセコムの開発部門が作っている
あなたの家の防犯診断やってみるとオモシロイですよ!
Flashなので少々まどろっこしいですが、自分の家の防犯上の弱点がわかる。
その他にも、読んでなるほどと思ったのはセコムのワンポイント防犯ブログ。
セコム寄りの記事ではなく(…もありますが)、防犯全体を考えたアドバイス
は読者にとっても、とても「すぐ使える」参考になる内容だと思います。
もうひとつセコムIS研究所のコラムにあった
便利なほど危ない?~サービス進化とセキュリティの切っても切れない関係~
これも、おもしろかった。
コラムにはICキャッシュカードなどが増え、ユビキタス社会になっていくこと
への便利さと、それと引き換えに新たな犯罪の増加が描かれているのですが、
同じことが、ホームセキュリティにおいても言えるなぁ、と感じますよね。
確かにホームセキュリティで便利になった。安心度が高まった。
ただ、泥棒、空き巣側は、それにはそれの対策を考える。
「安心」の裏にある「油断」を突いてくるワケですよね。
できれば「ホームセキュリティ」各社には、その油断を引き締める注意喚起を
もっともっと前面に出して大声で行ってほしいなぁと一市民として思います。
(ホームセキュリティを取り入れても、防犯には穴がある!というようで、
言い方が難しいとはおもいますけども。)
そして、契約者でない層にも役立つ防犯情報を提供していくことが、
将来的には企業ブランディング-信用へとつながるのだろうなとも感じました。
ホームセキュリティ考察 [防犯教育はダレの仕事?]
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コメント
私の夫はたまに一般家庭を回る仕事をしてるんだけどセコムのステッカーをコピーした紙を貼ってる家があるらしい。明らかにコピー!とわかる紙貼ったって意味ないだろうにねえ。
★キン子ちゃん「うちに入ってもコピー品しかありませんよ!」というアピールなのですよ、きっと(笑)。