先月のお仕事[CONFORT 2007年 04月号 突き板の可能性]

この記事は約2分で読めます。


今回のテーマは「木材と加工の表現」とのことで、

店舗内装における「突き板」の可能性についてDesign Studio GLAMの斉藤氏に

実例を交えてお話を伺い、インタヴュー記事を書かせていただきました。



取材をしてみて・・・

いや~、「突き板」という存在は思っていた以上におもしろい!です。



今まで、わたしが突き板を最も意識してきたのは、スピーカーのボックス

においてでした。(いちお~元スピーカーメーカー勤務)



木質スピーカーのボックスは、(樹脂ボックスはとりあえず別として)


1.リアルウッドで作る

2.筐体は集成材で作り、表面には突き板を貼る

3.筐体は集成材で作り、表面には塩ビシート(紙もアリ)を貼る

4.筐体は集成材で作り、表面には印刷する


表面の加工でいうと主に上記のような4つがあり、

それぞれのコストは、大体上にいくほど高くなるといった感じなんです。



そのため、なんとなく「リアルウッド(無垢の木)」=価値が最も高く

突き板は「無垢の木に見せかけるためのコスト削減の小細工」。

という無垢至上主義のような意識がどこかにありました。

(今でも、木材業界にはその傾向が強いようです)



ところが!

今回取材してみて・・・



突き板が無垢の木の見せかけだなんて、トンデモナイ、トンデモナイ!!!



突き板には突き板ならではの表現というものがあるんだ、

ということを、しっかと見させていただきました。



たとえば、そのうちの一つは・・・

「突き板の裏から照明を使って、木目を意匠として際立たせる」。



これは無垢では逆にできないことです。



他にも数々のテクニックで、突き板は無垢の代替ではなく、

独自の意匠素材として活躍していました。

ずっしりとした良い取材、でした。


興味のある方は、詳細はぜひ雑誌の中で・・・!

コメント

  1. mitu より:

    へ~、突き板の特集ですか。面白そうですね。化粧と一緒で隠そうとすると(見ているほうも)悲しい気持ちになることもあるけれど、作ろうとすると面白いんですよね。ちっと覗いて見て、買ってみます。

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