2月17日。昨日は父の誕生日でした。
64回目の…ともう数えることはないけれど、
今日は父の写真を作って、小さなものですが作業場に置きました。
小さなコトなんだけど、今までコレがなかなかできなかったんですよね。
父のことを書くのは、父を送り出した時の記事以来ですが、
4ヶ月が経とうする今も、当初とは違う感情にとらわれていたり。
大切な人を亡くしたときには人は悲嘆のプロセスというのを経るそうです。
このプロセスは前後することや一部は経験しないこともあるそうですが、
基本的には、こんな風に気持ちが乱高下するのは自然のなりゆきのようです。
そうしていく中で、故人の記憶がは懐かしく温かいものに変わっていくそうです。
今読んでいる本です
今の私には、まだまだそんなことは想像もできないけれど、
でも、今回父の小さな写真をアクリルパネルに置いただけで、
父にわたしの仕事を見守られているような気持ちが少しだけします。
父との魂のつながりは本当に強かったナー、と今でも思います。
娘と父親が、ってちょっと変と思われるかもしれないけれど、
そういう役割を超えた精神の結びつきがあったなぁ、と今でも感じます。
この週末、15年来の友人が遊びに来ていました。
学生のころからの友人なので、私の両親や兄弟とも親しい間柄です。
土曜日に二人で床暖房の上で寝っ転がりながら、色々他愛もない話をして……
そのとき父の話にもなり、
「ワタシ、父の死期が迫ったとき、こんな事いっていいのか分からないけど
思わず“お父さん、次に生まれてくるときも私と親子か兄弟でね”
と言ってしまったんだー」と友人に告白すると、、、
「きっと、今の前も…その前も…ずっとそうだったんだよ。
ずーーっと縁のあるつながりなんだよ。きっとそうなるよ……」
友人のその言葉に、なんだか咽喉が急に熱くなって
なんの感情だかわからない涙が、眼から床に向かって落ちました。
「うん、そうだね。きっとそうだねぇ……」
その後もぼそり、ぼそり、といろんな話しをしました。
友人は昨日遅くに名古屋に帰っていきました。
今度は、きっとわたしが彼女の実家へ行くよ、と約束して。
わたしが父との今生の別れを体験したのは、いつか友人たちがそんな思いに遭遇
したときに、少しでも心寄り添って力になれるようになるためかもしれません。
来月3/15にはホスピス主催の遺族へのグリーフケア会があります。
仕事・作品のためにもグリーフケアについて、もっと知りたいと思います。
コメント
お昼休みにもらい泣き。
グリーフケアは大事よね・・・。
人間に関わらず飼ってる動物でも同様だもの。
以前テレビかラジオで「前世や来世、生まれ変わりとか
ってあるかどうかわからない。でもあると思っている
ほうが気持ちが楽になって幸せじゃないですか」という
話を聞いたことがあって、そうだなーと思いました。
両親と何百キロと離れて暮らしているので親の死に目
にはあえないだろうと覚悟しているのですが、
生まれ変わっても大好きな家族と会えると思うと
私も気持ちがすっと楽になります。
★ニンさん
泣いてくれてありがとう。
それだけで、少しの気持ちでも共有できた気がして、
わたしにはとても癒しです。
ありがとう。
★キン子しゃま
わたしもね、この世の物質世界しか信じていないとも言える。
でも、この世の時間や物体の存在自体が、真実か?と考えると、
それすら本当ではないような気もする。
結局わたしたちは物質として存在してしまっていることで、
逆に不自由になっているのではないかという気がしたり。
なんだか精神世界メイテきたね(笑)。
じんときました。
私も昨年祖父を亡くしました。
そのとき、いつかまた会えると思いました。
だって、ルーツだから。私のルーツですから。
高木さんもそうだと思います。
そして、ロングランヒットの「千の風になって」が私の頭の中で流れています。
風みたいにずっと私のそばにいてくれています。
そう信じます。
「袖振り合う」だけでも「他生の縁」というのだから、ね。
・・・ブログ読んで、またホロリしてまったわ。
★zuozuoチャン
ルーツかぁ~。ほんとうにそうだねぇ。
つながり、絆、そういうものは消えないと思います。
きっとzuozuomuとおじいちゃんも。ずっとずっと。
★huibi
ほんと他生の縁だね。
こうしてhuibiとの間につながっているのも縁だよね。
huibiとの縁、まだまだいろんな展開がありそう^^。
期待しています。