考えてみた。
猫を2匹飼うのに、生涯どれだけ費用が掛かるだろう?
[ 固定費用 ]
・食費:1食あたり65円×3食×2匹×平均寿命9.9年=約140万円
・予防接種:5000円×2匹×9.9年=約10万円
ということで、固定費用だけで2匹で生涯150万円の出費となる。
この平均寿命には外猫も入っているので、実際は室内飼いの場合もっと寿命は長い。
まあ2倍になったとしても・・・キャッツらが傍にいるというあの存在感を思えば安いもの!
ネエチャンが!お外で稼いでこようじゃないのっ。
ただ、あなどれないのが、[ 流動費用 ]だ。
つまり
・疾病、怪我の際の医療費
・旅行時などの一時預かり費用
などなど・・・。
特に医療費は、人間もそうだが、いつ降りかかってくるかわからない。
しかも人間と違ってペットはうちの国民健康保険に入れてやることはできないのダ!
だから基本的に動物病院にかかれば、全額自己負担、である。
そんなときのために、今たくさんのペット共済・保険商品が発売されている。
たとえば、有名なのがアニコムのペット保険だが、その他にも共済などを含めると
少なく見積もっても10社以上がペット保険を扱っている。
そして、驚くことにその保険は、人間と同じようにリスク細分化が進んでいる。
人間や車の保険商品でも、外資の日本市場進出により、リスク細分化型の保険が
普及してきた。いまやペットにまで!!
アニコムの場合はリスク値を区分しているのは、地域別である。
実績による掛け率だとおもうが、確かに一理ある。
特に外猫の場合、その地域の交通量や気候によって、全く安全率が変わってくるだろう。
もっと言えば、「家猫」か「外猫」かによって、掛け金を変えてほしい。
本当はこれが一番リスク分布がはっきりと分かれるはずだ。
「家猫」の掛け金を安くすれば、家の中で買うことを奨励する今の自治体政策にも
適合してくる。(問題は、どうやって外に出していないかを証明するか?だが・・・。)
また、去勢・不妊手術をしたかどうかによっても、掛け金は変わっていくのではないか
と思える。これも前述と同様に、捨て猫、野良猫を減らすため、去勢・不妊を奨励する
条例に符合する。(これはアニコムには適用されている)
ペットの保険比較をしてみると非常に興味深い。
これによって比較すると、掛け金もまちまちであるし、保険金も治療費全額でるものと
50%というもの、そして10年無疾患なら健康返戻金制度というのがあるものもある。
しかし、よくよく比べていくと、やはりサービスのレベルに差があるを感じる。
やはり加入母数の差がサービスの質にでるのだろうか。
我が家としては、希望するのは人間の保険と同じで「掛け捨て・医療費全額保障」である。
いざというときに、人間以上に痛い出費。
でもだからといって、家族同様のペットに対し「治療をしない」という選択をするのは、
まさに苦渋の選択だ。
これは、「ネコ白血病」にかかっている実家の猫による教訓なのだが。
慢性となると、継続的に費用がかかってくる。
やはりそういうときには保険があるのはありがたい。
人間であれば、倫理と経済を天秤にかければ、倫理が勝つべきで、
だから借金をしてでも、たとえば海外で子供の大手術を受けさせるニュースを
たまに目にする。・・・けれど、ペットに関して、人は借金をしてまで、
動物の治療をするだろうか・・・?まさに個人によるだろう。
いざというときにペットに倫理を優先できるように、保険にはいっておこう、
なんていうのは、親バカ、猫バカだろうか・・・?
飼わない人からそう言われれば、言い返す言葉もないが・・・([E:despair]苦笑)。
猫との共生を考える・其の弐 [ペットの健康保険]
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