天然系建材としてこの5年位注目を集めている「珪藻土」。
我が家でも、3Fの天井に塗りこんでいただきました。
その前に「珪藻土(ケイソウド)」ってなんやねん?という方のために、
ちょびっとご説明を。
【珪藻土とは・・・】
植物性プランクトンの化石が、海底や湖の底などにたまってできた。
このプランクトンの身の部分が、何万年もかけて「原油」になり、
殻の部分が「珪藻土」になったといわれています。
珪藻土には、表面から内側まで無数の穴があり、
この「無数の穴」が実は数々の用途に利用される重要なポイントなのです!
珪藻土を表す有名な写真 さらに穴の内側にも
0.05mmの珪藻土の中の穴 無数の穴が
そして、【珪藻土の主な特長】は以下の通り。
1.調湿機能が高い
2.ニオイを吸着・脱臭する
3.断熱効果がある
4.耐火性が高い
5.室内の音の反響を抑える
6.ろ過機能が高い
1-5までは、住宅建材としての機能をあげてみました。
でも、6は?
これが実は珪藻土元来の有名な使い方!
この珪藻土(*焼成したもの)で実はビールがろ過されてできているのです~。
この無数の穴でビールの雑味や、アクを程よく取り除いているそうです。
*焼成したものとは・・・
珪藻土そのままではろ過材として使えないので、食塩とソーダ灰を加え、
約1,100℃で焼成してカーボンなどの目詰まり物質を除去したものを使います
また、おもしろいのは、
さらにそのビールを作る工程で出た「ビールの絞りかす」を、再度珪藻土と
コラボレーションさせて建材にした例がありました。
ホームデポ株式会社内-日本プロダクツの開発した
建築用内装仕上げ材『デポスタッコ』や内装下地材『デポボード』で、
ビールのしぼり粕を焼成・炭化させて「ビール炭」を作り、
炭の脱臭機能を珪藻土にプラスしたというもの。
建材の性能としてどうというよりも、
このビールと珪藻土の関係がお互いに補完しあっていておもしろいですネ。
珪藻土がビールに役立っている?
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