建築家と建築士 [職業意識:翻訳家と翻訳者]

この記事は約2分で読めます。

よく言われるハナシだけど・・・
建築家、建築士、設計士・・・いろいろ聞くけど、どうちがうんだろ?

一般的に「建築士」とは、国家試験を通過した資格者のことをいうらしい。
(一級建築士、二級建築士、木造建築士と種類があり、守備範囲の限定があるそう。)
(船舶免許(湖川限定)みたいなものか・・・?)

ものの本には、“「資格」であるため、ハウスメーカー、施工会社、ゼネコン、
不動産会社など至るところに一級建築士が存在する”と書いてある。
しかし、合格率8%前後の国家試験だ・・・それってもんのすごく難しいだよねぇ~

一方「建築家」というのは、資格名ではない。

だが、一般的にほとんどの建築家が一級建築士の資格を保有しているのが現状だそうだ。

では建築士の中で、建築家と呼ばれる人々とはどんなヒトなんだろう。
思うに、これは「翻訳家」と「翻訳者」の関係に非常に性質が似ているように思う。

「翻訳者」
これは有償であろうと無償でであろうと、言葉の転換「作業」をした人がそうよばれる。

「翻訳家」
名乗ろうと思えば、いつでも誰でも基本的に自称は自由だ。
(ましてや建築士のような翻訳士資格も必要ない)
ただ自分で名乗るのはけっこう気恥ずかしいものがある。

名刺なんかに自分の肩書きを「中国語翻訳家」と書くか?
(書いているヒトもいますけどね、わたしだったら、はーずかしいなぁ~。)

やはりここは、他人から呼ばれてこそ初めて名実ともに「翻訳家」と言えるのでは…
と思ったりする。(似たようなもので、「センセイ」とか呼ばれるのも、
その種のアレルギー人間にとっては却って胡散臭さプンプンになる。。。)

翻訳家も然り、、、「■■家」というのは・・・突き詰めていくと、結局「汝は何者ぞ?」という、
ヒトが抱える根源的問いかけへのひとつの回答だとも言えるかもしれない。

だから、それであろう、ありつづけよう・・・とすることは、とてもとても厳しいことなのだろう。
最終的にすべての責任を自分に帰し、完結させるのだから。

まったくもってコレは・・・すごい看板!だ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました